Time Left

迷える大学4年生のブログ

0823 心理学

人の行動の原因が知りたくて、大学に入学したら心理学を学びたいと考えていた。

 

私の大学では1年次は教養教育を主とする。そして、2年次から各自専攻分野を選択し分かれるのだが、入学当初から心理学に惹かれていた私は入門の心理学講義を受講した。これが専攻を決める決定打となった。

 

先生はとあるマウスの映像を見せてくれた。頭に機械が取り付けられているマウス。その機械はマウスの脳内報酬系に刺激を与えることができる。実験者は持っているリモコンで機械を操作し、マウスを自在に操った。

 

心が震えた。文系の領域だと思っていた心理学が理系の領域と密接に関連しており、巨大なネットワークを築いていることに気づかされただけではない。なにより、行動の背後にある「心」といった漠然としたものが、単なる科学物質の増減でしかないことに感銘を受けた。

 

もちろん、人間はマウスほど単純ではない。人間の多様な感情を幾つかの化学物質の変異のみで説明することは不可能である。しかし、それでも、この知見は私にとって非常に画期的なものだった。

 

中学生の頃からか、他人とは何か分からなくなっていた。思い通りに動かず、考えを理解することもできない。当然の事だ。だが、この幼稚な問題が私には重要なのである。だから、その無形だと思っていたものが有形であると知ったとき僅かに安心した。まだ理解できる余地が有ると。

 

そのようなことがあり、人の「心」が全て科学的に説明出来たら素晴らしいことだなと思いつつ、心理学に傾倒した訳だ。